こんにちは、さくママです。
春から県外で大学生活を始めた娘が、入学後に何度かホームシックを経験しました。
最初はワクワクしていた一人暮らしも、現実が始まるとやっぱり不安や寂しさが押し寄せてくるものなんですね。
今回は、そんな娘の「大学辞めたい」という言葉を3回も聞きそうになった私が、母としてどう向き合い、どう支えてきたか。
笑って泣けるホームシック3部作を、母のリアルな心の声(イラっとも含めて)と共にお届けします。
ホームシック第1章:予兆
入学前に行われたオリエンテーション。
県外の大学に進学する直前、娘が「やっぱり地元で就職したいかも…」と、ポツリ。
その瞬間、私の頭の中で再生されたのは引越し準備費用ダイジェスト。
賃貸契約、家電一式、交通費…どれだけかけたと思ってるんや〜!! あ
れだけ「県外なんて寂しすぎる」と泣いていた私の涙が、一瞬でスッと引いて、「行け!行くんだ!」と背中を押す覚悟に変わったのは言うまでもありません(笑)。
ホームシック第2章:激化
授業が始まる前にあった新入生日帰りキャンプ。
その日の夜、娘から「大学辞めたい」とLINEが届きました。
母として「そうだよね〜」と寄り添いながらも、スマホを見た瞬間の心の声は、
「またか!」「この子からのLINE届くの、ちょっと怖いわ…」「ブロックしよかな…」
思わずスマホを伏せて、現実逃避モードに入った母なのでした(笑)
ホームシック第3章:転機
ゴールデンウィーク明けは大丈夫だったのに、その後、金曜から日曜まで帰省していた娘が、マンションに戻ってから1週間、大学に行けませんでした。
ビデオ通話もパタリと途絶え、LINEも既読スルー。
唯一、兄にだけ「大学辞めて帰りたい」と漏らしていたと知った私は、そっと震える母モードに突入。
極めつけは、息子から聞いた「親が来たら辞めたいこと話すつもりらしいよ」という一言でした。
その週末、娘の部屋に家族集合する予定があったのです。
「なんですって!? 行くのやめる!?」
そんな重い話、聞けない…!
そんな重い話、聞く方の心の準備が追いつかない。
完全に母親業放棄モードです(笑)
家族が訪れた日、娘に戻った笑顔
そうは言っても娘と息子に会いたいのは事実で、予定通りに娘のところに行きました。
私は夫と一緒に、そして先に到着した息子が娘と過ごす時間を作ってくれました。
娘と過ごしたのは短い時間でしたが、久しぶりに家族の空気を感じたことで、以前と同じように元気を取り戻したように思います。
帰り際、私はこう伝えました。
「淋しくなったらぴーちゃん(愛犬)預けてすぐに行くから、思い詰めずに大学生活楽しんでね!」
その後、娘はまた大学に通い始め、ビデオ通話も復活しました。
私が選んだ“距離のある寄り添い方”
正直、娘がしんどそうなときは、すぐに飛んで行って抱きしめたい気持ちでいっぱいでした。
でも、私は“少しだけ離れた場所からできること”を考えることにしました。
・息子を通じて娘の様子をそっと確認
私からの連絡に返信や反応がないということは、「なんで大学行ってないの?」と聞かれたくない、今の気持ちを話したくない、という娘の気持ちなのかな、と勝手に想像して連絡しないことにしました。
それでも心配になった時には、息子にちょっと協力してもらって状況を教えてもらってました。
・帰省の交通費をサッと口座に振り込む(そして明るく「忘れてた〜」とLINE)
まだバイト先が決まってない娘にとっては、帰省の電車代はかなりの負担だと思います。
今回は請求してこなかったのでそのままにしていましたが、もしかしたら娘からすると
バイトが決まらないからお金がない → 帰省時のお金が無い → 地元に帰れない → 友達や彼氏にも会えない…
そう感じて絶望してるんじゃないかと、ふいに思ったんです。
娘からの連絡はない状況だったけど、帰省にかかった額を振り込み、明るくLINEしました。
すると娘から「自腹かと思ってた」と返事がきたので、「まさか!自腹だったらすぐ帰れないよね!」とサラッと伝えました。
その日、数日マンションに引きこもっていた娘が、「夕方から友達と遊んでくる」と息子に連絡があったそうです。
偶然なのかはわかりませんが、いつでも帰れる安心感で行動することができたのかもしれない、と都合よく考えています。
・バイトを急かすのをやめた
以前はバイトを見つけるように促していました。
でも、バイト先が決まらないことで帰省代がなく悩んでいたのに、「早くバイト探さないと」と急かすことによってプレッシャーを感じ、嫌々ながら暮らすようになるのを避けたかったのです。
会話の中で「ここはどうかなぁ」「こんな内容のバイトはどうかなぁ」という言葉が娘から出てきていたのでバイトする気を感じ、もう見守ることにしました。
・「辞めたい」なんて言葉をこちらから掘り下げない
せっかく娘が言わないでいた言葉を、あえてこちらから言葉にする必要はないかなと思ってます。
「あの時大学辞めたくなったんだって?」とか「辞めたくなった時は相談して」などと言ってそっちに気持ちが向かうのを防いでいます(笑)
おわりに|完璧じゃない私たちの寄り添い方
「大学辞めたい」と言われたとき、親としてどうするのが正解かなんて、いまだにわかりません。
でも、揺れながら、迷いながらも、毎日“そのときの精一杯”で寄り添っていれば、
子どもは少しずつでも前に進んでくれると、今は信じています。
もちろん、それぞれのご家庭の環境やお子さんの性格によって、向き合い方は違うと思います。
私のやり方が正しいとは限りませんが、「こんな例もあるんだな」と、誰かのヒントになればうれしいです。
母も日々、成長中ですから😊
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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